過酷だがまた行きたくなるラリーオフィシャルに参加!in新城ラリー2014

こんにちは、ラリーファンのyutaka(@goyutaka)です。

若者の車離れやモータースポーツのテレビ中継が年々少なくなるなか、気付けば約8年もラリーオフィシャルとしてラリーのボランティアスタッフとして会場に足を運んでおりました。

全日本ラリー選手権は日本全国で開催され2014年度は9戦行われ、今回参加した新城ラリーが最終戦となりました。

新城ラリー スバル0カー

ちなみにトップドライバー争いが繰り広げられるJN-6クラスは、
1位 奴田原 文雄/佐藤 忠宣
2位 新井 敏弘 /竹下 紀子
という結果となりました。
※クラスわけ等の全日本ラリー選手権の基礎知識はコチラのリンクから

JRCAの新城ラリー動画はコチラ



私の役務は責任重大!なポジション

今回はスペシャルステージ(通称SS)と呼ばれる競技区間のラストになる「STOP」というポジション。

ラリー

ここは競技区間のゴールラインから少し先に設置され、ゴールを切ったタイムを管理する場所になります。

ゴールラインは「フライングフィニッシュ」(通称FF)と呼ばれ、「光電管」というセンサーで競技車が通過した信号を送ってきます。
フライングフィニッシュのラインは丸くて赤い看板で選手にわかる様に設置します。

フライングフィニッシュ

ここに光電管が設置され、この機械から無線で私のいるSTOPの機械にゴールタイムが表示される仕組みです。

光電管

この機械が信号を送ってタイム表示されたのを、私が大きな声で関係者に伝えるのとプリンターで印字した表を管理します。

ラリーの計測

選手がこのSTOPラインで車を停車させてタイムカードを提出してきますので、この時間が公式記録として記載されます。
タイムカードへの記録は私の隣に座っている人が行うのですが、1分おきに競技車両がスタートしてきますので、流れ作業的に行うのです。

ラリーの計測

スタートは1分おきですが、ゴールまでのタイムはそれぞれの選手でばらつきがありますので、連続で競技車両が来たりするので記録を間違わないように、あせらず正確にこなす事が必要になります。

また、この計測機器も1台だけですとトラブルがおきるとタイムが取れなくなりますので、バックアップ機も使いつつ、緊急時にはバックアップからデータを取る必要がでますので、そういった役務が私の仕事でした。

ラリー

雨の新城ラリー

競技は11月1日(土)と2日(日)の二日間行われましたが、
DAY1(11月1日) ヘビーウェット
DAY2(11月2日) ウェット〜ハーフウェット
というコンディション。

雨の新城ラリー

愛知県の新城市を舞台として、スペシャルステージ(SS)が12本。
SS総距離 91.336km。
ラリー総距離 284.076km。
路面は舗装路(ターマック)
で競われました。

昨年は参加出来なかったのですが、一昨年も雨の新城ラリーとなり季節がら雨にたたられるラリーのようです。

初日のSSでは、この雨と路面につもった落ち葉の影響でコースアウトする競技車両も多く、競技スタッフは競技者とコースの安全確認に追われる一日となりました。

スタッフも過酷なんです。

ラリーの競技は早朝からスタートすることが多いので、まだ真っ暗ななか宿から出発し、コースをセッティングしていきます。
一般道をクローズドして行われますので、道路占用許可の時間とも連動しながらコースへ一般車が入らないよう安全確保も行います。

ラリー


ラリーは全て時間を管理されていますので、セットアップ完了時刻や競技スタート時刻などタイムスケジュールに間に合う様に行います。

しかもDAY1はずっと大雨でしたので、この雨の中設営を行い競技中もずっと外で役務をこなします。
ちなみに私のポジションはテントがあるので、雨に直接当たる事は避けられましたが、気温が上がらず寒かったです。

今回のDAY2はTRDラリーチャレンジも同時開催でしたので、全日本ラリーのクラスが終わったあとにTRDが始まるので、昼食などを食べる時間も競技の合間のコースクリアになったわずかな時間で行われました。

新城ラリー

さいごに

過酷な雨の新城ラリーで、リタイヤ車両も出ましたが大きな事故もなく運営が出来ました。

今回は00カーというコース上の安全確認をする車両に12月に発売予定のトヨタの燃料電池車「ミライ」が使用されました。
私のポジションからは、この程度しか見えず・・・苦笑

TOYOTA MIRAI

また、この00カーのドライバーとDAY2のTRDラリーチャレンジのドライバーをトヨタ自動車の社長 豊田章男さんが行うなど、私の数メートル先におこる出来事に興奮です。

モリゾー

ラリーは、サーキットで行われるレースとは違って、まだまだマイナーな競技ですので見たくても情報が少なくて・・・と言われるかたも多いですが、是非ホームページをチェックして見に来てくれると嬉しいです。

私のように競技運営を行うラリーオフィシャルも大会前には募集がありますので、車やラリーに興味がある方は手を挙げてみてください。
過酷ですが、クセになる楽しさがありますよ。

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