水中写真家 越智隆治氏に教わる動物写真!鴨川シーワールドで学んだ3つの事

こんにちは、yutaka(@goyutaka)です。

カメラの学校主催のイベント
「フォトグラファー越智隆治と行く!鴨川シーワールドで撮る!GM1を使って体感!素敵に海&川の生き物達を撮ろう!フォトイベント」に参加して来ました。

LUMIX-GM1+GVARIO45-150   ISO200   +0.7EV   f/5.6   1/1,000
超長いタイトルですが、写真家の方に動物の撮り方を教えていただき、しかも最新のPanasonicのミラーレス一眼LUMIX GM1を使用出来ると言う盛りだくさんのイベントでした。




フォトグラファーから教わった3つのポイント

水中写真家の越智隆治氏はその名の通り海の動物を撮られてるフリーのフォトグラファーです。

こちらがLUMIXのGH3で使用しているハウジング。
ミラーレスはこのモニターが見やすい(光学ファインダーだと覗かなくてはならない)ので使用しているとのこと。


今までプロの方にレクチャーを受ける機会がなかなかありませんでしたので、とても参考になる事がありました。
たくさんポイントはあるのですが、重要なのは「3点!」に絞りました。

1.シャッタースピード
2.根気強さ
3.構図

まず1番目のシャッタースピード。
動物撮る時は「シャッタースピード」に注意して適切なスピードで撮ること。


という事で、モードは「シャッタースピード優先モード」をメインで使用。
例えばクラゲは1/60程度でも撮れるが、船上でクジラのブリーディングを撮る時は1/2000を使用する。



水族館でのシャチは1/1000と、その動物の動くスピードに合わせることが重要。



2の根気強さ。
被写体が半端な位置では撮らないという事で、陰なんかが半端に掛かっている状態では綺麗撮れません。
全て陰か全てクリアな状態に来た時に撮ること。


動物なので、自由気ままに動きますので、自分の意図した構図に入るまで待つ。
面白い表情をくれるまで待つ。
など時間をかけて撮ることが必要。
「その時に自分が居て、シャッターが切れる事が大切」という事です。

3つめは構図
被写体が画面の対角線に入る構図は迫力があるものが撮れます。


また、向いている方向に空間を作ってあげる。

そして今日一番響いたのは、トリミングする事は悪くないということ。
この行為は構図を知る上で非常に良い事なので、今度はその構図で撮れることとを意識して良い写真が撮れる様になります。

私はどうもトリミングする事は良くないというイメージだったので、意識が変わるきっかけになりました。

鴨川シーワールドを撮る!

レクチャーの後に、タイムテーブルに沿って撮影ポイントに移動して各自作品作りです。
レンズも借りつつ、ポイントを思い出しながらの撮影です。


水槽はアクリル板でキズも目立つので、キズが目立たない位置・光源方向などをLCDモニターを見ながら撮影をします。

まずはクラゲ!
今日の撮影はなるべくシャッタースピードを1/200以上でという話だったので、その設定で撮ってます。
ISO感度が上がってますが、あまり粒子の粗さは感じさせませんね。

LUMIX-GM1+GVARIO12-32   ISO3200   0EV   f/5.5   1/200
水槽のアクリル板への映り込みや、キズが目立たない様な角度を探して撮影してみました。

LUMIX-GM1+GVARIO12-32   ISO1600   0EV   f/5.3   1/200
今度はあえてシャッタースピードを遅くして、流し撮りをしてみました。
ペンギンが水槽内を縦横無尽に泳ぎますので、追いかけるのが難しかったですね。
自分の前を泳いでくれる瞬間を狙ってフォーカスを合わせなければなりません。

LUMIX-GM1+GVARIO12-32   ISO640   0EV   f/3.5   1/30
そして、こちらの写真はトリミングして好みの構図にしてみました。
トリミング前


トリミング後
シャチと水しぶきに歓声をあげる子供達を強調する構図としました。

LUMIX-GM1+GVARIO45-150   ISO200   +1EV   f/4.5   1/1,000

撮影機材のLUMIX GM1は素早いカメラ

今回使用した機材はコチラ!

ミラーレスはどうしても動作速度が気になるのですが、GM1はストレスなく撮影出来ました。

特に連写は高速モードで秒10コマで、若干書き込み待ちが発生する程度で快適でした。
書き込み速度はSDカードの能力にも寄りますので、スピードの早いSDカードを用意する事をお勧めします。

良かった点は前述のスピードの他、LCD画面が綺麗で撮影後の映像確認がしやすい事とタッチパネルなので撮影時のフォーカスを合わせる位置合わせが初心者でもやりやすい点ですね。


デザインも女性が好みそうなサイズとカラーバリエーションでした。
※写真のブラックとホワイトの他にオレンジもあります。



そして今回試せなかったスマホ連携機能があります。
EYE-FiなどのSDが無くとも、スマホアプリで連携できて写真共有ができますので、SNSへのアップも一眼品質で出来ちゃいます。

不満点は、シャッターボタンが少し押しにくく、押したつもりでもシャッターが切れていないという事が。
電源スイッチ部分が若干障害なのかも。


そしてミラーレスの宿命でしょうか、バッテリーの持ちが悪いです。
今回のように4時間くらいを集中して連写とモニター確認をしていると、バッテリー切れになります。
私の持っているNIKON1 S1も同様です。

ミラーレスを積極的に使用される人は、必ず予備バッテリーも揃えた方が良いです。
シャッターチャンスを逃しかねません。
価格も レンズキットで6万強くらいですので、入門機やサブ機として使用されても良いと思います。

私のミラーレスの使い方としては、荷物をなるべくコンパクトにしたい時や、一眼レフでは目立ってしまうシーンで使う事が多いです。


まとめ

動物のカワイイ表情を撮るのは、根気が必要で光の当たり方も考えつつ、シャッターチャンスを待つ事だと知りました。

そして、「連写」の有効性を身を持って体感。
表情や構図がシャッターを単発で切っているとズレていることが多々あります。
連写だとその写真の中からベストな一枚を選ぶ事ができますので、皆さんもバンバン連写してみて下さい!

今日は半日くらい水族館を撮ることができ、普段の自分の生活ではなかなか難しいので良い機会でした。

やはりプロの意見を聞き、実践してフィールドバックを頂くと気付きがあります。

参加者全員のベストショットを個別にコメントを頂き、自分とは違った視点での撮影も勉強になります。
今回提出したのはコチラの写真。

LUMIX-GM1+GVARIO45-150   ISO200   +1EV   f/4.5   1/1,000

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